体の声を聞くのはおもしろい《N.N様より》

足の裏に土踏まずが出現したことに気がついた。

ヨガをはじめてから10ヶ月ほど経った今日、レッスンの最中にふと気がついた。もともと足の裏はむくみがちだしヒールを履くせいで荒れていた。
扁平でぷよぷよしているのも、先天的なものだろうと気にも留めていなかった。
私は激しい運動は極力避け続ける性分で、このまま行くと不健康まっしぐらになると思い通いだしたお教室だった。
緑に溢れていて日当たりのいいお教室も、ポーズの合間に導いてくれる先生の安定感のある声も、一緒に受ける他の生徒さんの雰囲気も気に入っている。
これまでも、3ヶ月、6ヶ月、日を追うごとに体が変化してきた。
その一方で前の週は伸びていた部位が今日は伸びづらいなんて違いにも気づくようになった。
この春私は花粉症に悩まされていたけれど、ヨガの呼吸を行っていると不思議と詰まっていた鼻から空気が流れ込み、息ができるってなんて素晴らしいんだろうと感激してしまった。
ヨガを終えた後に食べたくなる食事は、普段好きなお菓子よりも、野菜やお肉だったりするのも面白い。
私はヨガを通して体とコミュニケーションを取る方法を知ったように思う。
自分の体はこんなふうに動きたがってたんだな、とか
今までここの部分に頼りすぎていたんだな、なんて気がつくようになると、それまで当たり前にそばにあった自分の体が一層好きになれた。
これから先もヨガを取り入れながら生活することで、どんなふうに自分の体が変化していくのか、とても楽しみだ。

《２０代 女性》

三角のポーズ / ウッティタ・トリコナーサナ / Utthita Trikonasana

ご投稿ありがとうございます。

　“若さ”はとても短く貴重な時間です。
私もN.Nさんと同じ歳の頃にヨガを始めました。そのころはスポーツジムでヨガのクラスに参加しているというだけで、ヨガに対する思いや考えなど何もありませんでした。
若さのある時期に、どうヨガと向き合っているか、若さがある分、体の変化が劇的に感じられると思います。
漠然とヨガを行っている若かった頃と、指導するという立場になり歳をとった今の私では、ヨガに対する意識の差が大きく、体の変化も違っています。若かった時に私もヨガへの意識が高かったなら、今はもっと違う自分であれたのではないかなと思います。
そんな貴重な時間に、体の声を聞きながらヨガを行えることはとても幸せなことです。その効果が、体への変化とつながり、N.Nさんが色々なことに気づいて行けることとなっています。そして若い時間というのは残り少なくなり、これからは長い老化の時期を過ごしていきます。今感じている身体の変化は、だんだんと停滞していきます。たとえそうなったとしても、その時の体の声を聞いて、何が苦しいのか、何を求められているのかに気づけることで、年齢としての老化をしのぐ、生命力を高められていられるといいですね。
これからもよろしくお願いします。