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科学的な解明でヨガが面白くなる!

ヨガブログ

2017/10/06 科学的な解明でヨガが面白くなる!

今月はウトゥカタアーサナ(椅子のポーズ)を中心に行っています。
難しいアサナを行うときこそ、プラーナ(氣)への意識を高めることで、心身のバランスがより一層整っていくと考えています。
そのプラーナへ意識を向けていただくために、今月のレッスンでは簡単にチャクラの説明をさせていただいています。
チャクラとは、身体上にある7つのエネルギーセンターで、全身を巡るが集まる場所です。
代表的なチャクラが7つあると言われていて、6つや9つであったり、13もあるとも言われています。
そのチャクラを通じて出入りしている「生命エネルギー」をプラーナと言います。

 

ヨガにおけるチャクラは
第1のチャクラ:ムーラーダーラ・チャクラ
部位:会陰(肛門と性器の間)

 

第2のチャクラ:スワディシュターナ・チャクラ
部位:陰部

 

第3のチャクラ:マニプーラ・チャクラ
部位:臍のあたり

 

第4のチャクラ:アナハタ・チャクラ
部位:胸

 

第5のチャクラ:ヴィシュッダ・チャクラ
部位:喉

 

第6のチャクラ:アジュニャー・チャクラ
部位:眉間

 

第7のチャクラ:サハスラーラ
部位:頭頂

 

(※ヨーガの身体観ではチャクラは色分けはされていません。色分けはスピリチュアルな観点から後付けされたものです。)

 

ヨーガの身体観では、身体は複数のナディ(経絡)とチャクラ(経穴)で出来ているとされ、
尾てい骨と脳を結ぶスシュムナーという気道(経路)があり、プラーナ(氣)が流れているとされています。
ヨガのアサナは、姿としてはポーズを決めてじっとしているように見えますが、その身体の内外ではプラーナが巡り続けています。
その意識をもってアサナを行うと、筋力や柔軟性のなさで苦しむ身体が、流れ続けるエネルギーによって穏やかに整っていくと思います。
私の教室のヨガでは、普段はチャクラではなく丹田を意識していただいています。
丹田には、眉間の奥にある上丹田、胸の中央にある中丹田、ヘソ下3寸にある下丹田の3つの丹田があるとされています。
ヨガの時に意識していくのが正丹田とも言われる下丹田です。

丹田(肚)はチャクラとは別物です。
チャクラはインドの身体観であり、丹田は気功の概念で中国医学です。
上記の、経絡、経穴、氣は気功の概念で当てはまる言葉です。
日本人にはこちらの方がなじみやすいのではないかと思います。

 

チャクラと丹田は全く別物として捉えなくてはいけませんが、共通することは体内エネルギーの発生や流れです。
チャクラも丹田も目に見える存在ではないのですが、その部位に意識を向けていくと、力が湧いてきたり、熱を持ったりと変化として感じ取ることが出来ます。
昔の人は、体の中をチャクラや丹田という概念でとらえ心身のバランスを調えてきました。
現在では、そのような体内で起きている様々な現象が解明されるようになってきました。

 

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今回のブログの本題は実はここから・・・

20171005

左図:フリー百科Wikipedia「内分泌器」より

 

左右の絵を見比べてください。
左は、ホルモンを分泌する内分泌器を表しています。
①松果体、②下垂体、③甲状腺、⑤副腎、⑥膵臓、⑦卵巣、⑧精巣(なお④胸腺は内分泌腺ではない。)
※ホルモンとは、生物が正常な状態を保つために発せられる情報伝達物質
右は、7つのチャクラが存在する場所です。

 

これは私の考えなのですが、ホルモンを分泌する内分泌器のある部位とチャクラの部位が同じ場所ではないかと考えています。
チャクラが考えられた頃、人の体内の臓器にどんな役割があるのか、何を分泌しているのかということは分からなかったと思います。
ですが大昔の人は、体内で湧き上がるエネルギーの存在を意識して、チャクラであったり、丹田であったりを称してきました。

 

現在は技術の進歩により、体内の細胞から、さらにその細胞内までもが解明されるようになりました。
私はヨガを行っていて、見えないものの「力」というものが存在することは確信していますが、そういうことが科学的に解明されることが、とても面白いと思っています。
それを知ることでより体への興味が湧き、ヨガを行いながら、アサナや瞑想を科学的根拠に基づく事実と結びつけることで、より一層ヨガの面白さを感じています。

 

そこで!

 

NHKスペシャル シリーズ《人体》 神秘の巨大ネットワーク 

http://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/
が9/30から放送が始まりました。
9/30に《プロローグ》
10/1に《第1集 “腎臓”が寿命を決める》
が放送されました。
毎月第1日曜の夜9時にシリーズ全8回が放送されます。

 

ヨガのアサナはあくまでも手段であって、形づくることが目的ではないと思っています。
身体を構成しているのは眼に見える表面ではなく、内側の働きが表面に表れてきていると考えます。
なので、プラーナや丹田を意識することが、とても大事なことなのだと思います。
ただ漠然とプラーナや丹田に気付くだけではなく、内臓の役割や、それを構成する細胞や分泌物の働きや現象を知ると、体内への意識が向けやすくなって、ヨガの効果がより表れやすくなるのではないかと思います。
目に見えないプラーナや丹田が、私たちが最新技術で解明されている細胞やホルモンなどの伝達物質のようなものであって、大昔の先人たちはすでにそれを意識して修練してきたと、結びつけて考えると、ヨガの世界は面白いものだなと思えるんです。
あくまでも私の解釈なんですけれどね。

 

今回、NHKで人体を細胞レベルで解明していく番組が始まりました。
私は医学や科学の専門家ではないので、現在の最先端の知識を得られるのは貴重なことかと思います。
NHKの回し者ではありませんよ、受診料を支払っている一市民ですが、番組を宣伝します!

 

私たちの体の中を知ることは、大事なことです。
表面に表れていることは、体内で何かが起きているから表れてきます。
それを知っていきましょう。
ヨガには直接かかわるような内容ではないとは思いますが、身体を知ることはヨガの知識のひとつです。
その得た知識をアサナや瞑想に活かすことで、また生きやすい身体になっていけると思います。

 

またこのブログで《プロローグ》《腎臓》の内容をご紹介したいと思います。

 

 

 

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