丹田力～ワンコと散歩にて

今日は久しぶりに愛犬と二人でお散歩。
天気が良くて、風もほどよくて、近所の沼地までお散歩なのですが・・・

我が家のワンコさんは１４日に１２歳になります。
人間の年齢でいうと約７０歳、この半年で一気に歳をとりました。

散歩コースの沼地まで徒歩５分。6.2kgのワンコを抱えて強制散歩。
沼地の広場で遊んでから、そこから遠回りのルートで家まで散歩。

以前なら、自分が先頭で歩かないと気がすみませんというくらい早歩きだったのが、のろのろ牛歩。
そんなノロノロ歩きのワンコに身を任せて、私は眼を閉じて歩きました。

　意識を、ワンコにつないだリードと足の裏に向けてゆっくり真っ直ぐ歩いていく。
　不思議と怖くない。
　ゆっくりだけれど、目を開けるとまっすぐ歩けている。

今月はレッスン中に紙管に乗ってバランスを３分間とり、体幹への意識、本能の力を高めています。
皆さんは、支えてくれる人の手を頼ってバランスを取っていますが、手を離して自力で立つ努力をしてもらいます。
ぐらつく紙管からバランスが崩れて、倒れる不安が湧いてきます。
体中が熱くなり、手にはじっとり汗をかき、呼吸をすることを忘れてしまいます。
心は不安定という恐怖心です。

目を閉じて歩けば見えない恐怖が湧きますが、私は丹田に力が湧き、穏やかな心で歩くことが出来ました。
《丹田力》
身体でいえば“体幹”です。
身体が安定すると、心も安定してきます。
心が安定しているので、思考も穏やかになっていきます。

我が家のワンコは人間の６倍のスピードで歳をとっていきます。
私もいつか歩幅が小さくなる時がきます。
安定した身体を持ち、穏やかな思考になる。
色んなことが起きても、焦らず騒がず呼吸がゆったりできる生き方をしていきたいなと、
「シン・ゴジラ」を観ながら、書いています（笑）