姿は骨で始まる②~NHKスペシャル《人体》“骨”が出す!最高の若返り物質" />

姿は骨で始まる②~NHKスペシャル《人体》“骨”が出す!最高の若返り物質

ビーンズライフヨガ教室

〒337-0051 埼玉県さいたま市見沼区東大宮7-45-8
トラストビル3階

営業時間:10:00〜14:00

ブログ

姿は骨で始まる②~NHKスペシャル《人体》“骨”が出す!最高の若返り物質

ヨガブログ

2018/01/26 姿は骨で始まる②~NHKスペシャル《人体》“骨”が出す!最高の若返り物質

NHKスペシャル
シリーズ《人体》 神秘の巨大ネットワーク
第3集“骨”が出す!最高の若返り物質
https://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/programs/3

 

《記憶力》《免疫力》《精力》《筋力》骨は若さを司る臓器である。
骨に必要なのはカルシウムとビタミンDですが、それらを摂取していれば骨が作られるのかといったら、そうではありません。骨自身がそれらを必要としていなければ、いくら小魚を食べようと、サプリメントを摂取しようとしても意味がありません。骨が骨らしく生きようとするには、骨自身が生きる目的を持たなくてはならないのです。
それが後半の“骨”の話。

 


★骨が骨をコントロールしている

 

南アフリカに住むティモシー・ドレイヤーさんは、硬結性骨化症という骨が異常に増え続ける病気を患っています。

20180107_07

写真の左がドレイヤーさん、右は正常な人の頭蓋骨の状態です。黄色い部分が骨になります。頭蓋骨が増え続けるために、脳を圧迫し、視覚や聴覚に異常をきたしてしまいます。原因は「骨を作るのを止めよう」というメッセージ物質スクレロスチン》が欠如しているからだと分かりました。《スクレロスチン》が全くないために、骨の生成を止めることが出来ずに、骨が大きくなり続けているのです。

20180107_10

前回の『姿は骨で始まる①』で紹介した、骨が弱ってしまった元自転車選手のブレイク・コールドウェルさんは、ドレイヤーさんとは逆で《スクレロスチン》が大量に発生した為、骨を作れなくなってしまったのです。

 

骨は、骨を壊す細胞《破骨細胞》と骨を作る《骨芽細胞》が、今この瞬間も私たちの体の中で破壊と再生の大仕事をしています。体が動くこと、重力を受けることで、常に破壊と再生が繰り返されているので、骨が丈夫でいられるのです。そして骨はカルシウムの貯蔵庫です。体にはカルシウムの量が決められているので、過剰になれば骨を壊し排泄し、必要になれば再生し骨を溜めます。

20180107_08 20180107_09

骨の破壊と再生のバランスはどこが行っているのか。骨のカルシウムの柱の中には骨細胞が存在します。その骨細胞が骨を作るアクセルとブレーキのメッセージ物質の量をコントロールしています。

20180107_12

 

【補足】「骨を作って!」という命令をするメッセージ物質もあります。番組では具体的なメッセージ物質は紹介をされていませんでしたが、おそらく女性ホルモンの《エストロゲン》や男性ホルモンの《テストステロン》が関わってくると思われます。

 

前回ご紹介した記憶力、精力、筋力をコントロールするオステオカルシンや免疫力をコントロールするオステオポンチンは骨芽細胞から出されています。骨芽細胞が骨を再生するときに、「記憶力を上げて~精力を高めて~筋力をUPさせて~免疫力を強めて~」というメッセージ物質を出します。骨芽細胞が機能しなければ、記憶力や免疫力も向上していきません。ですから体は動いて衝撃を受けて、骨の破壊と再生を繰り返して、大事なメッセージを発して、生きるための強さを回し続けていくのです。

20180107_14

寝たきりになると一気に体は弱っていきます。些細なことで骨折をし、簡単に感染症になり病気が深刻化し、認知機能が低下し、老化が加速していきます。動かなくなることは、死に近づいていくことになります。

 

骨が弱くなってしまったブレイク・コールドウェルさんは、子供の時から自転車に乗り続け、無駄な筋肉を付けないために他の運動をしませんでした。成長期という大事な時に偏った運動をしてきたことで、骨が刺激を受けず「骨を作るのを止めよう」というメッセージ物質しか出なくなり、若くして高齢者のような骨量になってしまいました。
コールドウェルさんは、骨量回復のためにランニングやジャンプなどを行って、骨に衝撃を受ける運動を始めました。骨量は少しずつ回復しているそうです。

 

生きているなら動きつづける!

 

現在の私たちは【楽】を求めて生活をしています。身体に刺激を受けることが少ない生活になりました。
布団を畳むことなくベッドで寝起き。
魚や穀物の朝食がパンやデザートの柔らかさに。
交通網が発達し、歩かずとも移動が出来るように。
蛇口はひねらない、トイレで踏ん張らない、ペンはキーボードにと、力を必要とせずに楽になれる進化は急激に進んでいます。
その結果、私たちは生活の便利さとは反して、健康で生き続けることの大変さが増してきていることに気づかなくてはいけません。
「動かないこと」それは身体にとっては生きる意味を失うことです。

最近では「座り続けていると寿命が縮む」と言われるようになりました。メッセージ物質を調べることで、それが証明されました。

 

生きているなら、動く。
健康でいたいなら、動く
長生きしたいなら、動く
若さは与えられるものではなく、自ら保ち続けることです。

 


 

私はヨガの最中に「内側を意識して」と言っています。

まず骨がある、それをつなぎ動かす筋肉があり、栄養を作る内臓があり、それらを回す血管があり、貯める脂肪があり、見守る脳があり、全てを覆い隠す皮膚がある。まずこの身体の芯がどうであるのか。見えない内側に意識を向けること。自分の内面を知ること。ヨガは瞑想です。自分自身に気付いていきましょう。

 

ビーンズライフヨガ教室
埼玉県さいたま市見沼区東大宮7-45-8 トラストビル3階
営業時間 10:00〜20:30
Tel 090-9812-0272

TOP